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2011. 09. 30  
第8期 関西漢法苞徳之会勉強会
とき:平成23年9月25日(日曜日)第4日曜開催
am10:00~pm4:45
場所:森之宮医療学園専門学校(06-6976-6889)
  大阪市東成区中本4-1-8
  JR環状線地下鉄鶴見緑地線「森ノ宮」駅下車徒歩12分


聴講生・入会は随時可能です。
*免許既得者は1回2,500円で2回まで聴講可能。
*学生は3,000円で2回の聴講が可能(1回あたり1,500円)。



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●午前の部

am10:15~pm11:15

医学三臓弁解Ⅱ (中雅哉)
DSC_0220.jpg
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医学三臓弁解も2回目となりました。前回は総論的なお話でしたが
今回は「巻之上 附方意」についてです。

輪読から条文の解説を行なった後、処方の解説をおこなっていただきました。

六味丸、八味丸、加減八味丸、滋陰降火湯、牛車腎気丸、四物湯、四君子湯に
八珍湯から十全大補湯など
それぞれを構成する生薬の作用に組み合わせについて
詳細に話されました。

例)四物湯+四君子湯で八珍湯。
  それに黄耆・肉桂が加味されると十全大補湯になる。

また虚火と実火との解説もおこなっていただき補腎についてお話されました。
中先生の詳細な解説によって、それぞれのレベル段階での鍼灸の治療の
応用できるものとして、よくまとめられていました。
次回も期待です!




am11:25~pm12:25

宋版傷寒卒病論Ⅱ (福井仁照)
~弁脈法第一の通読~
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弁脈法も前回で一通り終え、今回は一度復習を兼ねて
弁脈法第一を通読することとなりました。
その前に、生薬のお話を。
桂枝と桂皮と肉桂について、このあたりはいろいろと言われているようですが
それぞれの使う場所がちがい、効果も違ってくるそうです。
桂枝は上焦、桂皮は中焦、肉桂は下焦で、実際に服用による
飲まれた方の感じをお聞きしたところ
桂枝は飲んですぐに首あたりから広がる感じに
桂皮は胃腸から全体に広がる感じだそうです。
面白いですね!

また成分と薬効はイコールでないお話や修治(薬の材料にするまでの工程のこと)こと、
後世方に古方、考証学派のことについての違いについてまで
お話下さいました!

あれ?条文輪読は…。最初の方しっかり行ないましたよ!

脉有陰陽何謂也。凡脉大浮数動此名陽也。脉沈濇弱弦微此名陰脉也。
陰脈は臓の固有脈なんですね!




●午後の部

pm13:10~pm13:40

プレスクール

医史学Ⅰ(利川鉄漢)
~古典のイロハ~

古典のイロハと言っても大げさですが
現在テキストとして使用している素問と霊枢と難経についての
伝承についてのお話をさせていただきました。

我々の見ているテキストは大体が明の時代に編纂されたもので
前漢や後漢当事のもの、いわゆる原素問・原霊枢・原難経ではないんです。
その当事のものはすでに亡くなっており
時代時代の編纂によって、現在の我々の手元に伝存しています。
その伝承について、時代背景についてお話をすすめました。

顧従徳本『素問』は、明代に宋刊の「新校正本」を忠実に模刻したもの。
『霊枢』は、「史本」由来の明代仿宋版で内閣文庫所蔵本。
『難経』は、江戸時代に林述斎が中国で亡佚し、日本のみに伝わる慶安本。

今では容易に入手しやすくなっていますね。

ほかにも現中医学と明・清代の中医学について、やはり文革を境に
大きく変わっています。




pm13:40~pm15:00

●実技

~基礎実技~
現代針法十七手技の臨床用法
杉山真傳流18手技     (福井仁照)   

~臨床研究科~
四之気に対しての選穴・手法について考察 (利川鉄漢)
~傷寒・伏暑について~

DSC_0226.jpg

今回は合同でおこないました。

写真ではちょっと見えにくいかもしれませんが、木の筒の温灸器。
これは、福井仁照先生が開発・考案された温灸器で
私たちの間では『移動灸』と呼んでいます。

これはとっても便利で、中にアルミ板には5つの穴が開けられており
部位別の灸頭鍼にも利用可能。もぐさが肌面に落ちる心配が一切ありません!
それに筒の深さは、臨床経験から導き出され
安い切りもぐさ1つで、な、なんと温熱効果が20分以上もあって経済的にも
良く、同じ場所に温灸器を置いていても、火傷の心配がありません。
また材質が木で出来ているので
お灸での発汗の汗もうまく吸収するように出来ています。
膝などに行なう際は、底にサージカルテープを巻いて固定すれば
落ちて転がる心配もありません。

また、温灸する場所を移動することも出来、所見が変われば移動させることも
可能な重宝な道具です。

会員でその効果を確かめ合いました。モグサが消えていても熱さが変わらないとか
モグサが消えてから温熱感覚が増してきたなど、実際にタイムを計りながら
行ないました。

合宿時に、この温灸器のお話があり、ぜひ見てみたいというリクエストに
お答えした形です。

この『福井仁照式温灸器』(通称:移動灸)は福井仁照先生が20年ほど前に
臨床現場で開発考案されたものです。





●講座
pm15:00~pm17:00

温病と基礎と臨床Ⅳ  (利川鉄漢)
~衛分・気分証と暑湿と涼について~
4月講座
(写真は過去のものです)

丁度、秋分がすぎての例会とあって
五之気の前半にあたります。
温病的というより、季節の変化として前の季節の湿熱の影響がまだ残っていますので
五之気前半の初秋は、同じ「燥気」でも「温燥」となり、伏暑の影響が出てきたりします。
また後半の深秋は「涼燥」となり本格的な上からの冷えの影響が強くなり、傷寒の症状が多くなってきます。
具体的には、患者さんが訴えている症状を診ながら温病か傷寒なのか診ていきます。
そういう意味ではこの「五の気」というのは臨床上面白いのかもしれません。
それにやはり休気臓への影響が多いので、所見も病症も結構目立ってきています。
六十九難型が今の時期は結構はまりやすく、温病となると七十五難型になっていますので
注意が必要です。






*免許既得者は1回2,500円で2回まで聴講可能。
*学生は3,000円で2回の聴講が可能(1回あたり1,500円)。
*本会の講義の全ては個人の録音を禁止しています。


~苞徳之会趣旨~

私たちはともに研鑽を重て、
* 臨床カンファレンスのできる力を養おう
* 伝承技術を正しく継承し発展させよう
* 漢法医学に基づく基礎の確かな臨床家になろう
* 古典の確かな読解力を身につけよう
* 広い心と視野とで種々の臨床的手法を把握しよう
以上の5項目を実践し
『素問』『霊枢』『難経』に基づき、『傷寒論』『温病学』『現代中医学』をも学び
また日本の漢法鍼灸医学を継承した
<基礎の確かな>
<医の心のシッカリした>
鍼灸臨床家を目指した研修を図るものである。



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プロフィール

関西漢法苞徳之会

Author:関西漢法苞徳之会
『素問』『霊枢』『難経』に基づき、『傷寒論』『温病学』『現代中医学』をも学び
また日本の漢法鍼灸医学を継承した
<基礎の確かな>
<医の心のシッカリした>
鍼灸臨床家を目指した研修を図るものである。

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