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2011. 10. 27  
第8期 関西漢法苞徳之会勉強会
とき:平成23年10月23日(日曜日)第4日曜
am10:00~pm4:45
場所:森之宮医療学園専門学校(06-6976-6889)
  大阪市東成区中本4-1-8
  JR環状線地下鉄鶴見緑地線「森ノ宮」駅下車徒歩12分


聴講生・入会は随時可能です。
*免許既得者は1回2,500円で2回まで聴講可能。
*学生は3,000円で2回の聴講が可能(1回あたり1,500円)。



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●午前の部

am10:15~pm12:15

復習:宋板傷寒論「弁脈法第一」通読  (福井仁照)

DSC_0267.jpg

前回にひきつづき、宋板傷寒論「弁脈法第一」の通読をおこないました。
その前に、今季の臨床のお話と臨床お徳話も行なっていただきました。

資料として、八木素萌先生がまとめられ、仁照先生が改訂をおこなった
「六経転換と反応臓腑経絡」の表を使い、「五之気」の治療についてお話してくださいました。
熱中症、日射病の言葉使いが最近混同していること
以前の傷寒論基礎でお話した、熱の時期の身体の状態・症状と処方と
寒の時期の身体の状態・症状と処方の解説。

漢方は食材で利用されているのが多くあるので、食前・食後の服用など
どのタイミングで服用されるといいかなどのお話。
確かにお話を聞いていると、「加味」になってしまいますよね!

丸、湯、散の薬名の意味では
散薬は上焦、湯薬は中焦、丸薬は下焦に作用させやすいように工夫されているのだと。
なので薬名を見ただけで、どこに作用させるかが分かるんですね。

お話はこれだけには収まらず、エキス顆粒の内容やサプリメントの中身のお話など
そうなのかとうなずけるお話のオンパレードでした。

漢方の服用するタイミングは頭じゃないよ、フィーリングだよという言葉が印象に残りました。




●午後の部

pm13:00~pm13:30

プレスクール

東洋医学の基礎学説Ⅱ(中雅哉)
DSC_0268.jpg

今回は「五行論」についてのお話。
基本となる、相生・相剋についてでは「体・用」について。
相生は母子関係ともいい、生育であること。
相剋は夫婦関係ともいい、変化で助け合う関係であること。(稼穡)

それに形による「木・火・土・金・水」の意味についてのお話から
心腎の交流から、天地につながり、方位(東西中央南北)、四季(春夏秋冬)へと
つながり、それが三陰三陽となる流れは、図に示してくれて
とても分かりやすかったです。

質問形式でとても面白い講座でした。
時間の関係上もう少し聞いてみたかった講座でした。

木:蝕 冒
金:禁
土:吐
火:化
水:準(平準)



pm13:30~pm15:00

●実技

~基礎実技~
現代針法十七手技の臨床用法
杉山真傳流18手技     (福井仁照)   

~臨床研究科~
五之気に対しての選穴・手法について考察 (利川鉄漢)

DSC_0270.jpg

今回は合同にて、「小児はり」の実技を行いました。
会員の方から要望があり、今回は豪鍼による小児鍼の補・瀉について
その技法を仁照先生が会員皆に行なっていき、その後に各自で練習をするという形をとりました。

最初に小児鍼の簡単な史的なお話からで、主に「藤井流」について。
井上恵理先生たちが、藤井秀二先生の治療室の見学からの流れのお話。
それが現在の井上流の散鍼法につながっていくことなど。
補瀉の技法を体験していただき、虎口三関の診察のお話とそのポイントのお話。
それに「汎用太鍼」を使っての小児鍼法に刺鍼のポイントと使い方についても行なっていきました。
写真のように痛くなく皮膚面に対してのアプローチでは「押手」が重要となります。




●講座
pm15:00~pm17:00

運気の基礎と臨床Ⅳ 
~運気七篇と五之気の臨床~ (利川)

DSC_0272.jpg

講座で出来なかった部分を補足します。

五之気も後半に入るということで、これから「深秋」となります。
とはいっても今年の秋は暖かい。これにはおそらく今年の六気の客気が影響しているという見方も出来なくもない。
五之気の主気は「陽明燥金」で、客気は「厥陰風木」で温邪。
次の時期の終之気では主気が「太陽寒水」に対して、客気は「少陰君火」。
寒暖がはげしく、暖かい日が多くなりそう?
それに温病の発症が多いとのことで、これは来年以降にも持ち越されるようです。

「燥」は『性理大全』では「燥属涼」とあり、『温病正宗』では「燥病属涼、謂之次寒」と言う。
「燥」気の性質は「秋燥」と「伏燥」に分類されており
「初秋」の「燥」は「燥而熱」であり、「深秋」の「燥」は「燥而涼」です。
「伏燥」は「伏邪」で「伏火感冒」。

病証論としての「燥」は。運気七篇に少しと、素問の「陰陽応象大論第五」、霊枢「九宮八風第七十七」以外には見当たらない。逆に「秋気」や「肺」についての記述は多数ありますので、それらを総合的に判断する必要はあると思います。

なので「燥」の概念には、
乾燥の状態を指している一面
西風を帯びている性質
秋の代表的な大気の性質・状態・自然の循環の中の役割や機能
清爽に燥いている状態全般
肺の生理・病的な表現などが含まれます。

具体的な病証論は「傷寒論」「金匱要略」からで、津液不足に対して「保津」の意を用いています。

栄衛概念に津液概念が補足されたような意味合いがあり、
時代とともに気血津液概念が明瞭化と「栄」と「血」、「衛」と「気」の概念がさらに明瞭となり、
『温病論』の成立と『運気論』の研究も発達するようになってくる。
それにより病症論の認識も深まり、多方面な弁証が出来上がってくる流れとなります。



*免許既得者は1回2,500円で2回まで聴講可能。
*学生は3,000円で2回の聴講が可能(1回あたり1,500円)。
*本会の講義の全ては個人の録音を禁止しています。


~苞徳之会趣旨~

私たちはともに研鑽を重て、
* 臨床カンファレンスのできる力を養おう
* 伝承技術を正しく継承し発展させよう
* 漢法医学に基づく基礎の確かな臨床家になろう
* 古典の確かな読解力を身につけよう
* 広い心と視野とで種々の臨床的手法を把握しよう
以上の5項目を実践し
『素問』『霊枢』『難経』に基づき、『傷寒論』『温病学』『現代中医学』をも学び
また日本の漢法鍼灸医学を継承した
<基礎の確かな>
<医の心のシッカリした>
鍼灸臨床家を目指した研修を図るものである。



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プロフィール

関西漢法苞徳之会

Author:関西漢法苞徳之会
『素問』『霊枢』『難経』に基づき、『傷寒論』『温病学』『現代中医学』をも学び
また日本の漢法鍼灸医学を継承した
<基礎の確かな>
<医の心のシッカリした>
鍼灸臨床家を目指した研修を図るものである。

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