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2011. 07. 28  
第8期 関西漢法苞徳之会勉強会
とき:平成23年7月24日(日曜日)第4日曜開催
am10:00~pm4:45
場所:森之宮医療学園専門学校(06-6976-6889)
  大阪市東成区中本4-1-8
  JR環状線地下鉄鶴見緑地線「森ノ宮」駅下車徒歩12分


聴講生・入会は随時可能です。
*免許既得者は1回2,500円で2回まで聴講可能。
*学生は3,000円で2回の聴講が可能(1回あたり1,500円)。



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●午前の部

am10:15~pm12:15

運気の基礎と臨床Ⅳ (利川鉄漢)
~四之気について~
7gatu13.jpg

7gatu12.jpg

大暑の次の日が例会日でもあり、丁度「四之気」へと移り変わっていく時季です。
今年は水運不及年で、三之気の主気に対し、客気は陽明燥金であり
四之気の主気である太陰湿土に対し、客気は太陽寒水と
陽の時季に陰という季節性の特徴があります。
昨年は猛暑に対し、今年は思ったほど気温が上がっていない様子。
それに増して湿気をより感じるようになっています。
今年終之気の客気は少陰君火となっており、運気論でいう温病の流行り時季を
あらわしているそうです。今年は温病の流行時季が2回もあるんです。

政治や気象が不安定な時期には、なかなか厄介な症状も増加傾向にあるようで
人の精神不安も大いに関連してきます。

また会場で質問にもありましたように
中国の気候と日本の気候に若干の違い(日本の場合には三之気に「梅雨」があるため
)があります。
三之気の主気「少陽相火」と四之気の主気「太陰湿土」では合わないのではというところで、
五行を六行(六経=三陰三陽)に転換したところで、この2つの節気は五行的に「夏土用」にあてはまり
夏土用の前半後半という形で六行に転換させています。なので病症的にも暑熱が主のものと湿が主のものが混在しています。暑は湿を挟むともいいます。
実際に暑に対する処方には清暑剤もありますが、除痰剤、潤燥剤、和解剤など除湿に関連するものを含めって43の附方が「類証治裁」には記述されています。

ちなみに四之気の基本処方は

温中通陽利湿で、大暑~立秋~処暑では湿熱の影響強く、三焦と肺の症状が主で
処暑~白露~秋分にかけては、少し暑さも弱まり、本格的な脾の症状が多くなってくるようです。

2時間講座なので、まだまだ詳細は書ききれませんが、概論から各論といったかんじでした。次回こそは素問運気七篇の輪読を行なっていきます!



●午後の部

pm13:00~pm13:30

プレスクール

治則治法Ⅰ(稲垣健太郎)
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今回は主に「補瀉」についての講座でした。
補瀉の基本概念から
鍼における呼吸・迎随・寒熱・深浅などの16種の補瀉の基本解説。
灸における補瀉の解説。
鍼法においては、四法、八法に十四法、九刺、十二刺。
それに配穴の補瀉、これは主に六十九難でした。

補瀉決定原則論では、霊枢根結篇の
形気と病気の補瀉決定四大基準についてお話してくれました。

これは当会の基準とするところでもあります。





pm13:30~pm15:00

●実技

~基礎実技~
現代針法十七手技の臨床用法
杉山真傳流18手技     (福井仁照)

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~臨床研究科~
三之気後半~四之気前半に対しての選穴・手法について考察 (利川鉄漢)





●講座
pm15:00~pm17:00

脾土の病理・病症について  (福井仁照)
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7gatu14.jpg

四之気ですので、脾土の病理と病症です。
最初に陰陽論から三之気と四之気についてのお話。
この2つの時季は明確に分けられず、コラボレーションしていることを
脾と胃が他の臓腑とは違い、お互い1つになって陰陽を成していることに関連させて
時季の病理・病症を診て行くと理解しやすいこと。

脾虚について、その病理にも段階があって、段階を踏んでの病症と湯液処方と選穴開設を行なっていただきました。

はじめは七情(思)の偏勝により脾の精気の虚(はたらきが主なので陽虚)からの
病理・病症の解説。
脾の精気虚によって、運化機能が低下をし、栄衛が周ねずまた発散できずに停滞を起こす。すると肌肉には湿熱の停滞を起こし、裏では水が停滞する(裏水)。肌肉の停滞では触ると熱を感じるが、冷気によって熱だけが抜け、浮腫となる(陽明実証)。
胸熱、心下痞、腫れ(熱)などがあり、手足の関節痛、筋肉痛、リウマチ、自発痛(ぬくめると痛む)が多い。

つづいて慢性化していく状態のもので、伝変病理があります。このときに慢性化する傾向において臓の熱は表裏の腑に伝え、それから経へと熱を伝えます。それが繰り返され胃家実証となっていきます。不大便・腹満・悪寒なく悪熱・手足汗出る・口渇・腸内炎症など。表の熱は発汗をし、裏の熱は腸の発汗で下痢をさせる。

それから伝変。これには微邪・虚邪・賊邪・実邪などの四十九難が参考になります。
それらについての詳細解説も行なわれました。

そのほかにも脾の陰虚についてのこと、水気についてのお話は時間の関係上出来ませんででした。次回に期待です!







*免許既得者は1回2,500円で2回まで聴講可能。
*学生は3,000円で2回の聴講が可能(1回あたり1,500円)。
*本会の講義の全ては個人の録音を禁止しています。


~苞徳之会趣旨~

私たちはともに研鑽を重て、
* 臨床カンファレンスのできる力を養おう
* 伝承技術を正しく継承し発展させよう
* 漢法医学に基づく基礎の確かな臨床家になろう
* 古典の確かな読解力を身につけよう
* 広い心と視野とで種々の臨床的手法を把握しよう
以上の5項目を実践し
『素問』『霊枢』『難経』に基づき、『傷寒論』『温病学』『現代中医学』をも学び
また日本の漢法鍼灸医学を継承した
<基礎の確かな>
<医の心のシッカリした>
鍼灸臨床家を目指した研修を図るものである。



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Author:関西漢法苞徳之会
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