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2011. 03. 23  
第8期 関西漢法苞徳之会勉強会
とき:平成23年3月20日(日曜日)第3日曜開催
am10:00~pm4:30
場所:森之宮医療学園専門学校(06-6976-6889)
  大阪市東成区中本4-1-8
  JR環状線地下鉄鶴見緑地線「森ノ宮」駅下車徒歩12分

聴講生・入会者募集しております。

第8期に入って2回目の3月。
東日本大震災で亡くなられた方への黙祷から1日がはじまりました。



●午前の部

温病の基礎と臨床Ⅰ (鉄漢)
~温病総論~

tetu 1
tetu2


「温病」については、今までの例会の中で何度も触れてきましたが
今期に入って、基本のところから行うようプログラムを組みました。
その第1弾です。

今回は「温病」について、医史学的に歴代の主要文献をあげながら
温病の歴史についてお話しました。
その温病総論に入る前には、「初之気」が終わり春分から「二之気」になるため
今年の「初之気」のおさらいを行い、「二之気」に対する温病発生に備えてのお話を少し。今年は「終之気」=冬場も要注意なんです。

温病総論概略

①温病の歴史(前漢~清代)
②温病の病因と発病の仕方
③温病の弁証法の経過
④伏気温病と新感温病の弁別

後漢から隋・唐代の温病のとらえ方
金元時代より劉完素の出現から、熱病に対する理論・治方に変化。
明代にやっと『温疫論』呉有性によって
初の「温疫」に対する専門書が出来る。「時疫之邪、目口鼻而入」。
そして清代には『温熱論』(葉天士)の「温邪上受、首先犯肺、逆伝心包」に
衛気栄血弁証ができ、温熱に対する弁別が便利になる。
『温病条弁』(呉鞠通)によって、さらに理論整備されて
気分証の範囲を広げて、湿熱に対する三焦弁証することの提言がなされる。
『時病論』(雷豊)では、四時温病に「新感」と「伏気」とに大別。
『温熱逢源』(柳宝胎)では伏気温病について歴代の注釈をまとめられ

伏気温病は中下焦から上焦へ、気分から浅い方へ(さらに深くなることもある)
(↑訂正:上記は内傷病。伏気は容易に気分証となるです。)

新感温病は上焦から中下焦へ、浅いほうから深い方へ

と見て取れます。

それによっての選経・選穴は八木素萌先生がすでに調べ上げておられました。

また「六経弁証」「五臓弁証」「衛気栄血弁証」「三焦弁証」の統一一覧表は
すでに仁照先生が作成していただいていたので
それを見ていただければ運気的立体的に病を捕らえることが可能となります。

温病の流行る時期などを、運気論をつかって丹念に診ていくんですね。
今月はここくらいまでのお話でした。



●午後の部

難經臨床 (仁照)
~難経基礎:輪読と解説~
ninn1
ninn2

「難経」は「類経」と同じく、類でもってまとめているので
関連項目を見るのには良いですが
いざ臨床的となると「難経古義」のように
各難の順番を入れ替えて解釈しないとスジが通らない内容となっています。

今期は会員の先生方の熱いリクエストにより、難経の基礎講座を
仁照先生に行っていただきました。

八木素萌先生より「一難からやるな!」「脈論からしない」
「八十一難から」という教えより講座がスタートしました。

しかし!八十一難から講座をスタートするんですが
これ難経の結論部分!
全難を読んでわかっていないと八十一難はできないんです…。

一難では「脈でもって病の死生吉凶がわかる」と言っておきながら
八十一難では「脈で判断するな!」ですからね…。

いつものように条文の輪読をおこないました。

要点は、「有余不足」と「虚実」。四十八難との関連の説明に

肝実肺虚による偏勝のパターンと
肺実肝虚による勝復関係のパターンの説明をおこないました。

肺実肝虚においては、上工は「佐木平金」をおこなうのに対し
中工は「佐金平木」をおこなってしまう理由についてのヒントも
脈状をまじえて説明していただきました。


●プレスクール

陰陽五行論Ⅰ(中)

naka1
naka2

今期より「基礎」部分を主として会員の持ちまわりでプレスクールを開設しました。
その第1段として「陰陽五行論」の講座をおこないました。

陰陽五行論の基礎内容を『説文』『詩経』『佐伝』『国語』『荘子』『尚書』などから
引用し説明をおこないました。

プレスクールは30分と短めなのでしたが、基本のところをおさえた内容でした。
第2段に期待!


●実技

~基礎実技~
現代針法十七手技の臨床用法
杉山真傳流18手技     (仁照)

jitugi2
jitugi3

モデル患者さんに寝てもらい、刺鍼によって体表変化の確認をしているところです。

   

~臨床研究科~
温病に対しての選穴・手法について考察 (鉄漢)

jitugi1
jitugi4

温病に対しての選穴・刺法の考察中…。



nisida

ご開業された西田先生に!
今後も共にがんばっていきましょう!

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次回の例会日程は4月17日(第3日曜日)です!




*免許既得者は1回2,500円で2回まで聴講可能。
*学生は3,000円で2回の聴講が可能(1回あたり1,500円)。
*本会の講義の全ては個人の録音を禁止しています。


~苞徳之会趣旨~

私たちはともに研鑽を重て、
* 臨床カンファレンスのできる力を養おう
* 伝承技術を正しく継承し発展させよう
* 漢法医学に基づく基礎の確かな臨床家になろう
* 古典の確かな読解力を身につけよう
* 広い心と視野とで種々の臨床的手法を把握しよう
以上の5項目を実践し
『素問』『霊枢』『難経』に基づき、『傷寒論』『温病学』『現代中医学』をも学び
また日本の漢法鍼灸医学を継承した
<基礎の確かな>
<医の心のシッカリした>
鍼灸臨床家を目指した研修を図るものである。


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