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2012. 02. 09  
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虚実判定と補瀉選択は

『霊枢・根結篇、第五』に記述されている論に従って行なっています。

『根結篇』の解説として、明・王機の『鍼灸問対』や李東垣の著書など
金元時代の医学書にも詳細に記述されています。




●『鍼灸問対』 巻上より抜粋(王機)

或曰,形気病気,何以别之。
経曰。
形気不足,病気有余,是邪勝也,急瀉之。
形気有余,病気不足,急補之。
形気不足,病気不足,此陰陽倶不足也,不可刺之,刺之則重不足,老者絶滅,壮者不復矣。
形気有余,病気有余,此陰陽倶有余也,急瀉其邪,調其虚実。
故曰,有余者瀉之,不足者補之,此之謂也。
(夫形気者,気謂口鼻中喘息也,形謂皮肉筋骨血脉也。
形勝者,為有余。
消痩者,為不足。
其気者,審口鼻中気,労役如故,為気有余也。
若喘息気促気短,或不足以息者,為不足。
故曰,形気也,乃人之身形中気血也,当補当瀉,不在于此。
只在病来潮作之時,病気精神増添者,是病気有余,乃邪気勝也,急当瀉之。
病来潮作之時,精神困窮困,語言無力及懒語者,為病気不足,乃真气不足也,急当補之。
若病患形気不足,病来潮作之時,病気亦不足,此陰陽倶不足也,禁用针,宜補之以甘薬,不已。臍下気海穴取之。)


●『内傷弁』(李東垣)

飲食労倦論より抜粋
然而与外感風寒所得之証頗同而理異。
内傷脾胃,乃傷其気
外感風寒,乃傷其形。
傷外為有余,有余者瀉之,傷内為不足,不足者補之。
汗之,下之,吐之,克之,皆瀉也
温之,和之,調之,養之,皆補也。
内傷不足之病,苟誤認作外感有余之病而反瀉之,則虚其虚也。
《難経》云∶実実虚虚,損不足而益有余,如此死者,医殺之耳!然則奈何?曰∶惟当以甘温之剤,補其中,升其陽,甘寒以瀉其火則愈。
《内経》曰∶“労者温之”,“損者温之”。蓋温能除大熱,大忌苦寒之薬瀉胃土耳。今立補中益気湯。


●医学網目明.楼英 
〔《霊》〕
形気不足,病気有余,是邪気也,急瀉之。
形気有余,病気不足,急補之。
形気不足,病気不足,此陰陽倶不足也,不可刺之,刺之則​重不足,重不足則陰陽倶竭,血気皆尽,五臓空虚,筋骨髓​枯,老者絶滅,壮者不復矣。
形気有余,病気有余,此謂陰陽倶有余也,急瀉其邪,調其​虚実。
(《根結篇》。
東垣云∶病来潮作之時,病気精神添者,是謂病気有余。​若病来潮作之時,神気困弱者,是謂病気不足。
病気有余,乃邪気勝也,急瀉之以寒凉酸苦之剤。
病気不足,急補之以辛甘熱之剤。
不問形気有余及形気不足,只取病気有余不足也。
夫形気者,気謂口鼻中気息也,形謂皮肉筋骨血脉也。
形勝者为有余,消痩者为不足。
察其気者,審口鼻中気,労役如鼓为気有余,若喘息気促気​短或不足少息者为不足。
其曰形気,謂人形体中之血気也。当補当瀉,全不在此。只​在病勢潮作之時,精神困弱,語言無力,懒語者急補之。
若形気不足,病未潮作之時,亦为不足,此乃陰陽倶不足也​,禁用鍼,当補之以甘薬。不已,灸臍下一寸五分,気海穴​也)



形気(けいき)の有余・不足というのがあり

形=筋骨、気=心肺機能が有余であるか、反対に不足していることを意味しています。

また病気の有余は〔大過病〕≒〈実病〉であり『外感病』

手技も病邪を瀉すことによって、体調も回復されます。



病気の不足は〔不及病〕≒〈虚〉で『内傷病』としています。

七情の様相と五臓の虚実の関係によって、「補」の内容が決定されることになります。



形気が有余の状態というのは、若者や元気な方

形気が不足の状態は、お年寄りや虚弱な方

病および患者さんの体の状態によって段階的な区別をおこなって診ています。


~苞徳之会趣旨~

私たちはともに研鑽を重て、
* 臨床カンファレンスのできる力を養おう
* 伝承技術を正しく継承し発展させよう
* 漢法医学に基づく基礎の確かな臨床家になろう
* 古典の確かな読解力を身につけよう
* 広い心と視野とで種々の臨床的手法を把握しよう
以上の5項目を実践し
『素問』『霊枢』『難経』に基づき、『傷寒論』『温病学』『現代中医学』をも学び
また日本の漢法鍼灸医学を継承した
<基礎の確かな>
<医の心のシッカリした>
鍼灸臨床家を目指した研修を図るものである。



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