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2012. 02. 09  
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八木素萌先生より


補法とは

「元気」は「陽気」であり、この「陽気」は「穀気」であり、体を温喣するものである。この「陽気」は、身体の「陽」の部に存在しているので、これを鍼先に集めて、経脈の内に送り込み或は身体の陰奥に推入する様に、鍼を操作する事が「補」法である。「陽気」は体表を循環しているが、この通路が「脈」〈血脈と経脈〉である。「陽気」は体表では「衛分」「気分」に機能し作用している。体を機能させ温喣しているものとしては「経脈」がより基本的なものと認識しているのである。体表部では「経脈」は「絡」「孫絡」を持っていて、全身を隈なくカバーしている。別の表現では「衛気」の温喣の作用を、暖かい蒸気が潤し温めるように、身体に機能している事から、「水」と「火」の交流・相互作用がこの蒸気を生み出す事に例えられている。この「胃気ハ陽気ナリ」「穀気ハ陽気トナル」と言う事、「陽気ハ水火交流ノ気デアル」と言う事とは、矛盾するものではなく、一つは「気血」の角度から、一つは「経脈の性質の相互的機能」の角度から説明している一つの事柄である。この「陽気」が十分であれば人は「元気」で居られるのである。「陽気」を集めて体内に加え入れる様に鍼を操作するのが「補」である。体にあっては「陽気」が多い所は浅表の部(衛分と気分)と四肢とであるから、四肢重要穴を用い、また体表で鍼を操作して鍼に「陽気」を集めて、これを体内に或は脈中に推し入れる。そして、その気が洩れない様に留意した操作をする。これが「補法」手技の根本的なものである。故に「補法」の成功すればそこが暖まり活力が増すのである。



瀉法とは

「実とは邪気の実」であることから、「瀉法」とはこの「邪気」を体外に排出せしめる鍼の操作法のことである。邪気は身体の機能も形態も損耗させるものである、その意味からは「陰気」とも言い換えられる。陽性の邪は熱となり陰性の邪は寒えとなる。陽熱は体を外邪から護衛している。「衛分の気」「衛気」を耗散させる、そして発汗して津液を奪うが津液は血が変化したものであるから、「陽邪」は陰〈身体での〉を傷ぶり易いと認識されている。津液が耗散されて乾燥状態になると「虚熱」を生じる。これは「内熱」として表出するがこの熱は解熱させようとして陽分を瀉しても下がるものではない。故にこの様な「熱症」の状態は「火証」と呼ぶ。この「火証」は陰虚による熱であるから陰の部に陽気を入れて陰の部を「補」す事が必要であるし、同時に津液を増加させてやろうとする事が必要である。こういう方法を清熱・浄熱の法と言い解熱法とは言わない。

「陰邪」「陰性の邪」は寒冷・涼湿・沈滞・沈潜の性質の邪であるから、「陰気」に冒されると「陰実」の状態になり、暖まらない・沈滞する・冷える・停滞するなどを軸とした種々の症候が現れる。外から体を冒すとき「陰気」は「衛気」を「外束する」、やがて衛分に正気が動員されて邪と戦うのでやがて発熱する事になる。深く体内に侵襲すれば、陰分の病となる。これには「直中」と「表裏伝」と言われる二種類がある。身体では「陰気」は栄分・血分にあり津液に在る、これを体表に引き上げる、これを体表に引き上げる、またさらにそれを体外に捨て去るように鍼を操作するのが「瀉法」である。故に「瀉法」に成功すれば、局所が冷えるのを覚え、不快な充満は衰える、強張っている所は柔軟虚軟となる。つまり「瀉法」の根本は、深部・陰の部から、鍼先に陰気を集めてこれを体表に引き出し、必要ならばその引き上げた陰気を捨て去ってしまう様に鍼を操作する事である。


~苞徳之会趣旨~

私たちはともに研鑽を重て、
* 臨床カンファレンスのできる力を養おう
* 伝承技術を正しく継承し発展させよう
* 漢法医学に基づく基礎の確かな臨床家になろう
* 古典の確かな読解力を身につけよう
* 広い心と視野とで種々の臨床的手法を把握しよう
以上の5項目を実践し
『素問』『霊枢』『難経』に基づき、『傷寒論』『温病学』『現代中医学』をも学び
また日本の漢法鍼灸医学を継承した
<基礎の確かな>
<医の心のシッカリした>
鍼灸臨床家を目指した研修を図るものである。



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