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2012. 05. 10  
資料整理していたら

関西漢法苞徳之会発足時の資料が出てきました。

約10年前のものです。

八木素萌先生からのお願いと注意事項です。

以下


八木素萌先生






関西漢法苞徳之会発足にあたって
問題意識を明確にし、結論を急がずに追求していく姿勢をもつように!

原典を読む
<目標>
・自分で原典を読むことが出来る上で、それに対しての疑問点、問題点が専門書で調べることができ、且つそれを臨床面に活かすことができる。

<原典>
『素問』『霊枢』『難経』『傷寒論』『金匱要略』『温病論』など

<古典の研究に際して>
・専門家として、また日本の鍼灸を変えるためには、漢文の読解力は必須である。
・古典の漢文は歴史的に文体構造が変わらないことに留意。
・古典の記載を史実として認め、それを無視しないこと。


漢方医学を学ぶにあたっての重要な点と特徴
<特徴>
・物事の性質を見定めることに長けている…定性化(イメージ思考とベクトル思考)
・定量化やレベル的な思考を苦手とする…例外(卒中論 経絡)
・論理学の重要性をふまえたうえで、証以前に立体的・具体的に病を臓腑経絡的にイメージできないと臨床に結びつく治療の手掛かりが出てこない。
・特に論理の飛躍が生じるのは、病に対してのイメージができていない証拠となる。

<注意>
・気の概念については、日本と中国とで異なる。特に日本ではその点オカルト的な考えに傾倒したり、あいまいにボカしていることが多い。
・経穴(ツボ)とは気が行ったり来たり出たり入ったりするところのため、解剖学的位置とは必ずしも一致しない。その位置を探るには、手の感覚を鍛える以外にない。
・『節者 神気之所遊行出入也 非皮肉筋骨也』(霊枢 九鍼十二原論篇)

<重要な点>
・鍼灸の本質とは、鍼・灸・刺絡を用いた純正に具体的な補瀉の正確な技術を以ってした体表面からの医学である。
・鍼灸とは芸術的、職人的、且つ学問的に様々な要素を兼ね備えたものである。


実技について
・代表的な書物に記載されている内容の理解を経たうえで、実技の練習に取りかかる。
・古典では手技の微妙なちがいを文字で表現している。

<練習段階>
Ⅰ 現行17手技(古法14鍼法も含める)
Ⅱ 中国現代鍼法基本手技
Ⅲ 杉山真傳流基本18手技
Ⅳ 九鍼


経絡治療の問題点(日本の漢方医学で常識とされていることについての再検討)
・問題意識を持った上で、経絡治療について説明されている各代表者の著述をあたる。
)経絡治療の諸問題
)地域における証の問題について
)学会中間総括(八木素萌の意見は入っていない、議論を整理したのみ)
Ⅳ)鍼灸医術の門
)経絡治療講話ほか

・経絡治療の成立史(澤田健、八木下勝之助ほか)
・補瀉決定論の問題
・病因と臓腑経絡の関係
・経絡治療での難経74難の欠落について
・六淫と七情の季節との関係


脈診について
・六部定位脈診が難経18難の脈法という誤認
・傷寒脈法と奇経脈法を比較対象した場合に、六部定位脈診が成立しないことについて
・脈状、臓腑、経絡、季節との関係
・脈図、脈状論、類似脈、反対脈等の整理工夫
・脈状と尺膚診の関係の重要性



以上です。

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1108270456.jpg



定例会でもこれらの諸問題と課題については継続中ですね。

結成10年目、準備委員会からすれば12年目。

今年6月の八木先生5周忌を前に

関東の苞徳会をはじめ

私達にメッセージを送っている気がします。
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プロフィール

関西漢法苞徳之会

Author:関西漢法苞徳之会
『素問』『霊枢』『難経』に基づき、『傷寒論』『温病学』『現代中医学』をも学び
また日本の漢法鍼灸医学を継承した
<基礎の確かな>
<医の心のシッカリした>
鍼灸臨床家を目指した研修を図るものである。

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